展覧会

Helloキティーと芸能人とか美術作家とか有名人のコラボレーションの展覧会をカエラちゃんと見に行った。会場に入ったらまだ準備中だった。そこでは、カエラちゃんの父親違いの弟が、電飾を取り付けるバイトをしていたり、カエラちゃんのお父さんが写経みたいなことをしていた。お父さんは、こころなしか弟に冷たい。
皆、それぞれ自分のやるべき作業をもくもくとこなしていき、展覧会の準備が完了し、展覧会がオープンしたので、入り口の方から見学していった。

ヨッシーていう女の子が、展示の一部になっていた。彼女は大きなシャツを着ていた。そのシャツの裾がすごく長くなっていて、布の途中から、壁にかけられた100号サイズの大きなキャンバスに張られていた
。シャツと続きのキャンバスは、茶系の土の色の絵の具で塗り潰されている。
シャツとキャンバスは地面にみたてられているらしい。その地面キャンバスに、プロジェクターから影絵みたいな人間の映像が投影されている。

次に、座敷のような空間に入った。係員に案内されて、隅の方の円卓に着席した。すると、小さな小汚いティーカップが6つ運ばれてきた。係員の勧めるままに、私とカエラちゃんは、カップの中の飲み物を口に含んだ。紫がかったドス黒い飲み物。ブルーベリーみたいな味なんだけど、泥臭くて飲み込めない。はきだそうとしたら、口から虫みたいなのがいっぱい飛び出してきた。液体が虫に変化したらしい。

私達は怒って、この展覧会の主宰者、いいだしっぺは誰?ってその辺の人に尋ねたら、辻本さんなんですよ、と教えてくれた。
辻本さんが誰なのかわからずにいたら、ハトサブレの会社の社長さんらしい。「あのヒトはハトサブレで名を上げたのはいいんだけどね〜」と、回答してくれた人は辻本さんを快く思っていないみたいだ。