でかい神社の祭

でかい神社の一年に一度のすごい祭。たくさんの参拝客が神社に終結している。
色んな小学校の児童も団体で見学に来ている。児童達は、学校ごとに違う色のジャージ
を来ている。彼らは集団で一斉に動くので、はからずしもマスゲームみたいになってる。

そろそろ祭りも終盤にさしかかってきたのか、神社の人達は片付けをしはじめた。

すると、一人の神社の職員が、高い冊で囲われた有り難そうな楠の木に近づいた。
彼は、はしごを使って冊を乗り越え、木の麓に置いてあった大きなブルーの看板を持ってきた。そして、神社のメイン広場にスッゴい勢いで走り出した。他の職員の人が、オマエそれフライングだろ〜早すぎ〜!と叫んでいるのに耳も貸さず。

すると、参拝者達も彼を追いかけ出した。何だろ、何だろ、と思っていると、広場には4つの色の看板を掲げた人が立っていた。さっきの彼の持つ青い看板は、『運気向上』と書かれている。他の、赤、黄、紫の看板には、各々『やる気向上』『人から恨まれない』『元気』と書かれている。看板の元にはお賽銭箱が置いてある。

みんな、自分の願いに適した看板のお賽銭箱に、競うようにお金を投げ入れ、お祈りしている。
私も急がなきゃ、という気分になって、青い看板のお賽銭箱に100円入れてお祈りした。